医療改革
現役の精神科医として、時代遅れ、不備だらけの医療制度の見直しを考えています。
安全・安心・健康な社会のために医療と社会保後期高齢者制度
後期高齢者制度
即時廃止します。制度の名前も良くないですが、導入の仕方も高齢者の方への配慮を欠いていました。
一度白紙に戻して新しい制度を検討した方が良いと考えています。
ニート・引きこもり・うつ病対策
【ニート対策】
私は、ニートが急激に減少することはないと思います。それはニートの総人口を把握できていないことからもわかりますが、ニートが減少するような要素が現在まったくないからです。
国や行政はフリーター対策をようやく始めたばかりですし、やろうとしていることも一般的な就労支援のみです。
それが悪いとは思いませんが、場当たり的に就労支援を行っても、短期的な効果しかないと思われます。
就労支援に限定せず、長い目で見た複合的な支援を試みなければ、今後もニートは増加するでしょう。
ニートとは? 「働いておらず、学校へも通っていない、職業訓練なども行っていない若者」
「Not in Education, Employment or Training」の略H14時点でおよそ85万人程度存在すると言われています。
(「青少年の就労に関する研究調査 (H17・内閣府発表) 」)
しかし、ニートに関する統計調査はないので、85万人が正しい数であるとは言えません。
実際には、85万人以上存在する可能性の方が高いと思われます。
「ニート」になる理由としては、
コミュニケーションが苦手であるといった対人関係によるもの。
「やりたいことがわからない」、「適性がわからない」といった自己発見途上であること。
「就職先が見つからない」、「希望する職業に就けない」といった雇用環境によるもの。
「働く意味がわからない」、「フリーターの方が相応しい」といった価値観の変化によるもの。
それらの要素が複雑に絡み合っていることがニートになる理由と考えられています。
【ひきこもり対策】
「ニート」と「ひきこもり」の違いは、対人関係の有無だけです。
「ひきこもり」は、身内や身内以外の第三者との人的つながりは、ほとんどありません。
一切の対人関係を遮断する傾向にあると言えますが、「ニート」は身内以外の第三者(友人、知人等)との人的つながりがあります。
【うつ病対策】
うつ病は精神疾患の一つですが、現在では仕事のストレスなどで罹患される方が増えてきました。初期の段階でケアする事が大切です。
対策として人口5万人に1ヶ所の割合で、精神保健センター(精神科医が常勤)を設置を目指します。
医療事故防止
手術場にビデオ、録音の設置の義務化
医療事故で亡くなる方は「年間4万8千人」といわれていますが、現在公式の医療事故に関する統計は存在していません。
ただし、「米国の研究による推定死亡数をもとに計算すると、日本では年間26,000~46,000人(1998年度)が医療過誤で命を失っている可能性がある。」
「医療事故による死亡は年間『万』の位」 医療崩壊 保坂正康著/講談社より
http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/iryou/iryou174iryouhoukai219.htm
とも言われています。
医療事故防止の為にもビデオ(音声付)の設置は必要と考えています。