「心のケア外来」医師としての吉竹弘行 ～ 新津医療センター病院
北松戸メディカルクリニック院長としてだけではなく、非常勤医として私が担当する新潟市の医療法人社団、健進会 新津医療センター病院の「心のケア外来」についてご紹介致します。
平成17年4月に、豊島宗厚病院長はじめ医療スタッフの方々とお会いし、地域医療に対する熱意に同調し、非常勤医として診療を引受ける決意を致しました。
現在は毎週木曜日「心のケア外来」にて診療を行っています。
「心のケア外来」の名称は南波企画情報室長の発案だそうで、なかなかの名アイデアと思っています。
精神科、心療内科という言葉は堅くて一般の方には敷居の高いイメージがあるのではないかと私は考えていたからです。
診療開始時期には、１日数名程度の受診者でしたが、１年を経過する頃から１日１５名～２０名の受診者となってきました。
少しずつ心のケア外来というイメージが浸透しつつあるのではないかとも考えています。
それも豊島病院長以下、スタッフの皆さまのご協力によるものと、大変感謝しています。
「心のカゼ」
心のケア外来を受診される方の疾患で最も多い中のひとつに、うつ病があります。
うつ病は精神科、心療内科医の一部に「心のカゼ」と表現する人もいます。人間誰しも罹患する可能性のある疾患です。
症状としては憂うつな気分というのは誰しも理解出来ると思いますが、それ以外に重要な症状としは、食欲低下、不眠、体重減少、おっくう、意欲低下、考えがまとまらない、便秘、決断力低下などがありますが、最重要な問題は自殺だと私は考えています。
自殺が発生しやすい次期は最もうつ症状が悪い時期ではなくて、最も悪い時期からすこしずつ回復してきている時に多く起るものなのです。
うつ症状が最も悪い時は、全く活動性がなく、家でゴロゴロしていて、無気力な状態であることが多く、衝動的な行為には至らないと一般的に言われています。
うつ病は早目に受診し薬物療法を受けると、比較的治癒しやすいのではないかと私は考えています。
仕事やストレスからくる色々な心の悩みや不安
こんな症状でお困りの方、ご家族の方、悩まず専門医にご相談下さい。
・無気力な症状がつづく ・不安になることが多い ・家族問題が気になる
・いつもイライラする ・ストレスを強く感じる ・夜よく眠れない
・物忘れがはげしい ・仕事でつらい悩みがある
・胃が痛くなったり、心臓が苦しくなったりする
医療法人社団 健進会 新津医療センター病院 http://www.niitsu-mch.jp
【受付時間】 毎週木曜 午前９：３０～１１：３０ 午後１：３０～ ４：３０
初診の患者さまは随時受付けておりますが、その後の診察は予約制となります。
