11月16日に衆議院が解散された。
野田佳彦総理大臣は結局のところ追い詰められた形の解散となったが、11月14日の国会での自民党の安倍晋三総裁との党首討論で総理が「11月16日に解散します。」といい、安倍晋三自民党総裁に向かって、野田佳彦総理が、「この場で約束してくれませんか」と迫り、安倍晋三自民党総裁を些かたじろがせた感があったが、安倍晋三自民党総裁は「今、ここで決めるわけにはいかない。党に持ち帰る。」という主旨の発言をされたと私は記憶するが、ここで私が言いたいのは、野田佳彦総理の発言には明らかな禁じ手があったと考える。
11月16日に解散を約束するから、安倍晋三自民党総裁に対して今ここで約束してくれと言わんばかりに迫るのである。
テレビで見ているとこの時ばかりは野田佳彦総理はかっこよく見えたかもしれないが、冷静に考えてみると、野田佳彦総理の発言には、安倍晋三自民党総裁に対し無理な注文があった。
どこに無理があるかというと、自民党は独裁政党ではないから、勝手に安倍晋三自民党総裁が独善で決めるわけにはいかないのである。党に持ち帰り決めるのはごく当然のことである。
安倍晋三自民党総裁が、野田佳彦総理の発言は、誘導尋問にかけ私(安倍晋三自民党総裁)をおとしめようとしていると迫れば、そんなに野田佳彦総理はかっこよくは見えなかったはずである。テレビというものは禁じ手を使った人を、かっこよく見せてしまう恐ろしい存在であるとまたまた感じさせられた。このことを踏まえてマスコミには対応してもらいたいものだが。
追い詰められ解散
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