尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で、自分が流出させたと名乗り出た
神戸海上保安部の男性保安官に対し、国家公務員法で守秘義務対象となる職務上知りえた秘密
にあたるとの見方が警視庁と東京地検は体勢を占めているとの報道がある。
ビデオを流出させた保安官を一部には英雄扱いするかの風潮があるが、これには私は些か賛成しかねる。
だが警視庁や東京地検がもし月光仮面のように、保安官をぎゅうぎゅうつるしあげるような
取り調べをしたら、天下の笑いものになるであろう。
警視庁にはテロリスト流出があり、検察には前田検事、大坪検事、佐賀検事の改ざん問題に
まだ決着ついておらず、この手の捜査をする資格があるかどうか疑わしい。
しかし他に捜査機関がないので仕方がない。国民にとっては情けない限りである。
私が今回一番言いたいことは、テロリスト流出に関しての方がはるかに重大な問題ということである。
しかし民主党政権はあまりそれを重要視しているフシが感じられない。
ビテオ流出の件は極めて厳密に言えば国家公務員守秘義務違反と言えるかもしれない。
ビテオが流出しなければ、中国漁船が全く何もしてないにも関わらず、海上保安庁が中国漁船の船長を
逮捕をしたと疑う人達がいるかも知れない。
今回のビテオ流出で明らかに中国漁船が、海上保安庁の巡視船に体当たりしてきたことが分かるであろう。
中国政府や中国国民は全く違う解釈をしているが、世界中にインターネットを通して映像が配信されて
しまったから、中国の言い分なんか全く通らないことがそのうち分かるであろう。
ビテオ流出が日本国民にとって大きな損失を与えかが最大のポイントである。
私に言わせれば、一部の国会議員だけが、ビテオを見て外交政策を行うようでは困る。海上保安庁が
正当な行為をしているにも関わらず、中国に対して腰が完全に砕けてしまう民主党政権なんか一日も
早く下野してもらいたい。
ビテオを国民に余り見せたくなかった理由が今回判明してしまった。外交では主張すべきは主張しないと
相手にされなくなる。特に中国相手には。
強気の外交は国益を損ねるというが、尖閣諸島か中国の領土と言い出しのは、ここ20年位のことである。
ここ20年位腰が砕けた外交をしていたからである。
自民党や外務省にも、もちろん責任あるが、民主党政権になり弱体化が一層酷くなってしまった。
今回のビテオ流出は日本国民にとっては利益をもたらしたと思うが、民主党にとっては大きなダメージを
被ってしまった。
政治主導と口先では言いながら、全く官僚をコントロールする出来ないことが国民の前で露呈して
しまったからである。
そのためにビテオを流出させた保安官狩りに入れこんでいるから、哀れさが漂う。
尖閣映像流出事件
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