メドべージェフ大統領が昨年１１月１日の北方領土を訪問したことを２月７日の北方領土返還要求全国大会で菅首相が、許し難い暴挙と非難したことに対してラゾロフ外相が、モスクワを訪問中の前原誠司外相に不満を表明。
領土問題は平行線をたどったらしいが、私もメドべージェフ大統領の北方領土訪問は暴挙と思う。
しかし昨年１１月１３日に横浜で行われた日露首脳会談でメドベージェフ大統領に対して面と向かって
あなたのやったことは暴挙だ。許せない。と言うことができなかったのか。
目の前ではおとなしい態度で、３ヶ月後に公の場所で、罵倒したのである。
佐藤優氏によるとロシア人はこういうようなことをする人を卑怯者とみなすそうである。
まあ日本人でも卑怯者とみなすのが普通であろう。
昨年の１１月１３日に横浜でメドベージェフ大統領に会った時に、
あなたのやったことは暴挙である、許されない。と言っていれば、これほどロシア側が
態度を硬化をさせることはなかったであろう。
勿論、暴挙だ、許せない等と言ってロシア側が歓迎するとは到底思えませんが。
完全に信頼関係を損ねるまでには至らなかったと思われる。
菅首相は自分の２月７日の発言が、大きく国益を損ねてしまったことをどれ程理解しているは甚だ疑問である。
話は変わりますが、２月１１日 夕方のテレビ朝日のニュース番組を見ていると、
大阪の生活保護者の実態をレポートしていた。支給日の朝早く市役所に列び、
８時半になると市役所のドアが開き、走って支給してもらうところに行き、お金を貰うやいなや、
タクシーに乗り、一目散にパチンコ店に向かう、そして僅かの時間で６万円ほど負けてしまう。
そこでテレビ局関係者が、インタビューすると、お金が全部なくなれば、あとは炊き出しで飯を食わして貰うと言い放つ。総理大臣も総理大臣だが、生活保護者の実態にも今の日本はどうなっているのかと嘆きたくなる。