患者さんが登壇された貴重な懇話会
2月9日、ヤンセンファーマ株式会社主催の地域ケア懇話会が船橋グランドホテルにて開催され、私も出席いたしました。
今回の懇話会は、「リスパダールコンスタの可能性 ~当たり前の生活を目指して」と題され、ひだクリニック肥田裕久院長の講演が催されました。
統合失調症を治療する精神安定剤・リスパダールには、薬剤、錠剤、そして内用液が広く使用されてきましたが、加えて昨年から、アメリカ等諸外国のように、リスパダールコンスタという注射特効薬が日本でも使用されています。
今回は実際にリスパダールコンスタを使用されている3名の患者さんもご出席され、コメントされました。
3名は皆若い女性で、注射をするようになってから、表情が柔らかく笑顔が多くなり、また肌の調子もよく身嗜みも整うようになったと非常に喜ばれていたのが印象的でした。
リスパダールコンスタの利点としては、体が軽くなる、体力が出てくる、痩せる、体が引き締まる、行動力が出る、感情の波が無くなる、症状との距離がとれるようになる、便秘の改善等があります。(錠剤や内用液では、ややもすれば体重が増え便秘がちになりがちです。)
リスパダールコンスタは勿論、統合失調症の幻覚妄想症状を改善するのは言うまでもないことですが、このような場で患者さんが来られてコメントされるケースは極めて稀ですから、私にとって大変貴重な懇話会となりました。
ヤンセンファーマ株式会社主催・地域ケア懇談会
「リスパダールコンスタの可能性 ~当たり前の生活を目指して」
2月9日(火)19:30~
会場:船橋グランドホテル
司会:橘川清人医師(きっかわクリニック院長)
講師:肥田裕久医師(ひだクリニック院長)