菅直人首相が、辞任まがいの演説をしてから早くも10日を過ぎたが、福島第一原発が冷却する一定のメドがついたならば、若い人達にバトンタッチするとの内容であったと私は記憶しているが、野党の国会議員は言うに及ばず、民主党の国会議員も今月中にあたかも菅直人首相が、辞職するかのごとく、我田引水に解釈して、早く辞めないのはけしからんと、いきまく姿をみていると、アホらしさが続き、ブログを書く気力さえ完全に失われてしまった。即ち茶番劇を真剣にやるから呆れ果ててしまった。
頭を冷やしてキチンと、菅直人演説を聞けば、今年度は、辞める気はないように受けとれる。菅直人首相にうまくはぐらかされたのである。
うまくはぐらかされたのを認めるわけにはいかないから自己を正当化し、国民をはぐらかそうとしているように私には受けとれるのである。
まあ国民も、かなりの人が私と同じように考えているのではないか。ポスト菅直人と民主党の国会議員達が、から騒ぎをしているが国民の見る目はいっそう厳しくなっているように私には思われる。
次期首相候補は、現在の菅政権の閣僚は極めてふさわしくない。
何故なら福島第一原発の放射線被爆量を極めて少なく報告し、改ざんしていたのがやっと明るみに出たにも関わらず、菅政権の閣僚が、引き続き首相に着くとすれば、これ以上改ざんされたものがあったとしても、明るみに出ない可能性があるからである。大連立構想にも大いに疑問が残る。
さしずめ自民党との連立となると、原発を押し進めてきたのは、自民党が右代表であり、現在の900兆円を超える大借金を抱えるようにしてしまった責任は、自民党によるものが大きいからである。連立政権になればこの責任がウヤムヤになる可能性があり、自民、民主両党の失政が、誤魔化されてしまい、戦前の大政翼賛会になってしまう可能性が少なからずある。
民主党の一部に、消費税率アッブを考えている方々がいるようだが、これにも私は賛成できない。
なぜならば、大震災後、経済が滞っている現状を踏まえるならば、来年度ぐらいまでは見送るべきである。
経済成長が底をつけば、消費税をアッブしても、税収は伸びずそのため税収不足が発生し、大恐慌の引き金になりかねないから。
財務省のリモコンになってならない。先ほど述べた国の大借金も、財務省の責任は自民党と同じくらい重いからである。
菅政権の末路
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