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福島第一原発と菅政権

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福島第一原発の海水注入に関して途中で一時中断するように東電の経営陣から指令がでたが、現場の責任者である吉田所長は、指示に従わず海水注入を中断することなく注入をし続けたとのことであるが、海水注入し続けることは正しい判断であるが、なぜまた2ヶ月も経ってからこういう事態が明らかにされるのであろうか。

いうまでもなく東電の経営陣の責任問題は追及されるべきだが、政府、経産省はいったいこの2ヶ月間なにをしていたかと呆れてしまう。これでは完全にコントロールが失われていると言ってよいだろう。

菅直人首相を退陣させるべきという声が、野党は言うに及ばず民主党内部からもおきているようだが、衆議院における民主党の一部が野党から提出された内閣不信任案に賛成を投じて内閣不信任案が可決されたとしても菅直人首相は総辞職する可能性はなく、衆議院を解散する道を選ぶのは確実であろう。
そうなれば、衆議院の総選挙である。

ここで重要なのは民主党で不信任案に賛成票を投じた議員に対して菅直人首相は公認をしない可能性が濃厚である。するとその議員が、立候補するなら無所属か、新しい政党か、野党からの立候補になるのである。

これに対して国民世論がどう反応するかと言えば、これは私の推測である、菅直人首相は信用ならんが、民主党で内閣不信任案に賛成する奴らはもっと信用ならんということになりかねない。

こんな時期に総選挙を起こさせるきっかけをつくった民主党で内閣不信任案に賛成した奴らは本当に許せないということにもなりかねない。
そうなれば、民主党で内閣不信任案に賛成した議員たちは、多くのものが落選となる可能が極めて高い。
そこまで無理してまで賛成票を投じるかは私には疑問である。菅直人首相を選んだのは、なにを隠そう民主党の国会議員の方々である。菅直人首相が、側近にも何も相談もせず、独断で物事を決めてしまう。浜岡原発停止に関して、経産大臣の海江田万里氏をさておき、菅直人総理自ら停止をすると発表をし、いいところ取りをする等と、最近のテレビメディアでは騒いでいるが、菅直人首相のそういう性格は今にはじまっものではないであろう。


以前にも述べたが海江田万里氏は代表選で小沢一郎氏に投票しており、菅直人首相にとってこのことが面白くないのであろう。

いいところ取りされるのが、嫌なら菅直人首相の理不尽なやり方についていけないと、辞表を出してて仮に慰留されても経産大臣を辞めてしまうのが一番なのだ。
菅内閣で海江田万里氏が、経産大臣を続けている限り、理不尽な仕打ちを受けであろう。座して死を待つわけにはいかないと反菅直人派はの一部は、息巻いている議員の方々もいるが、これもあまり国民受けは良くないように私には感じられる。
座して死を待つわけにいかないと議員の方々が息を巻いても国民世論がついてこなければ、すなわち国民世論は座して死を待つの期待していると考えるべきである。

それぐらい国民の見るは厳しいと私は感じている。

座して死を待つことが後々評価されることになると私はそう考えている。
本当にそういう意味では政治家という職業は辛いものである。

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