16日(月)朝日新聞の朝刊の記事には、1号機が、3月11日の東日本大震災による津波到達後、原子炉内の核燃料が冷却水からすべて露出し、5時間後には燃料溶融が始まっていたとの暫定的な解析結果を発表した。
これまで燃料が溶融したのは翌12日だとしてきた。事故対策の前提が大幅に違っていたことになると掲載されていた。
私は以前に1号機、2号機、3号機の燃料棒、圧力容器、格納容器、損傷具合が明確でないので、工程表は、素人騙しに過ぎないと批判を加えたが、私が指摘したことがはやくも現実となった。
私だって核のこと等全くの素人であるが、東電や政府の いい加減さは見抜けるのである。
おそらく国民の大半とはいかないまでも、東電や政府が思っている以上に多くの国民が、東電や政府の いい加減さに気付いていると私は感じている。
菅直人首相が出した浜岡原発の停止要請に関して概ね国民の6割以上が評価しているとの世論調査の結果が出ている。
これにはプロセスはいかがなものかと感じるが私も一応評価する。浜岡原発をそのまま稼働し続けるのはあまりにも危険が大き過ぎるから当然と私は考えている。
東海大地震がおきる確率は30年以内に95%との予想もある。
しかも浜岡はその中心部にあり、直下型の危険性もあり、原発事故が起きた時、福島第一原発以上の大事故が想定される。
野党やマスコミや民主党の一部は唐突だとか、プロセスがさっぱり分からないとか批判要素が強いと私には感じられる。
菅直人首相が身勝手で独断先行することに関しては国民は充分に知り尽すしているのではないか?野党やマスコミや民主党の一部より遥かに冷静に物事を捕えていると私には感じられる。
福島第一原発
- 東北関東大震災その4
- 福島第一原発と菅政権