2月26日の東京新聞の朝刊によると、名古屋市の河村たかし市長が代表を務める地域政党の減税日本が、四月の統一地方選で行われる東京都の区長選で候補者を支援し、区議選で候補者を擁立を決めた。と掲載されていた。
これは現在における国政の行き詰まり状況に対しての挑戦状と私は考えている。
河村たかし氏は元々は民主党の国会議員であった。何度も党首選に出ようと試みたが国会議員20名を集められずに、出馬は叶わなかった。
そこでテレビでの討論で、政治評論家の三宅久之氏から、国会議員20名も集められない人がと、散々毒づかれたり、嫌味を言われたりしたことも過去にはあった。
しかしそのせいで国政を諦めた?わけではないだろうが、名古屋市長選に立候補し見事に当選し、市長給与を大幅に引き下げ、市民税を引き下げ、議員の給与をも引き下げようとしたり、議員定数を削減しようとすると、市議会から猛烈な反対にあったため、出直し名古屋市長選が行われ、見事に圧倒な大差で、再び名古屋市長に返り咲いた。
市議会解散も住民投票で可決され、解散されることになった。市議会と対立するだけで、話し合いを避けがちな河村たかし市長に対してかなり批判的な方々もいるが、市議会側も話し合いに応ずる気がさらさらないようであるから、あまり誉められるものではないが、このような対応しかなかったのではないか。減税に関しても900兆円を超える国の借金があるので、疑問視する向きもある。
名古屋市は例え現在赤字財政としても、愛知県は他の地方と比較すると経済成長率は遥かに良く、歳出を削減をするとによる効果は充分に考えられる。
しかし国レベルでは疑問が残る。
それとは話は変わりますが、河村たかし氏がなぜ以前いた民主党では失礼ながら浮き上がった存在であったが分かるような気がする。
国会議員を20名を集めるには、お金があるかまたは国会議員同士の人望かのどちらであろう。
河村たかし氏は、まとまった金もなく、国会議員同士の人望もなかったようである。
一般国民や、市民では国会議員同士、市会議員同士の人望ということに対して大いに疑問をもっているのではないかと私には思えるである。
今の民主党の執行部、非執行部も国会議員同士の人望やお金の力等で集まったものだから国民から見放されてしまった感が拭えない。
いくらいい政策を立てても国民が聞く耳を持たない。自民党の末期も同様であったが、民主党は一年半でこのような事態に追い込まれてしまった。
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